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オーラの泉(2008/01/26放送)に、教育者・参議院議員の
義家弘介さんが出演。

○義家弘介さんのプロフィール

義家弘介(よしいえ ひろゆき)
通称:ヤンキー先生
生年月日:1971年3月31日
出身地:長野県長野市
血液型:O型

中学時代、父親と対立し不良に。
1987年、高校2年生の時に問題を起こし、両親から絶縁。
1988年、里親に預けられ、北海道の高校へ編入。
1990年、明治学院大学法学部法律学科に入学。
卒業後は予備校勤務、学習塾講師を経験。
1993年、オートバイ事故で内臓破裂の重症、奇跡的に生還。
1999年、母校「北星学園余市高校」の教師に。
2005年、横浜市教育委員会教育委員に就任。
2007年、参院選で初当選。


○冒頭

今、一番聞きたいこと
→悲惨な経験、しんどい試練を経験してきたが、苦しんでいる時に
 必ず誰かが助けてくれる。
 →何に自分は守られているのか。


○スピリチュアル・チェック

・性格を一言で言うと
 →短気だがデリケート

・好きな景色
 →お盆や正月の交通渋滞をテレビで見ると安心する
  →父親が休みの日に頑張っている、故郷に帰っている

・人生の転機
 →大学4年生の頃にオートバイの交通事故で意識不明の重体に
  なった。
  その日から、今の人生が始まったと感じている

・最近気になること
 →想像力がどこに行ってしまったのか
  →殴ったら痛い、いじめ問題
   →当たり前の想像力が消えてしまったのかなと思う


○江原さん、美輪さんとの関係

美輪さんとは初めまして。
→超越者というイメージがある。
 →著書などで今の日本が失っているものを真っ直ぐに指摘する。

江原さんとは何度か一緒に仕事をしたことがある。
→自分に無い温かさがあり、非常に尊敬している。


○人生の転機

1993年、オートバイ事故で内臓破裂の重症に。
→入院し、生死の境を彷徨った。
 →高校の担任の先生が駆けつけてくれて「死なないで、あなたは
  私の夢だから」と言われ、教育への情熱が芽生えた。

事故は自損事故で相手はいなかった。
→現場に行くと緩やかなカーブの道なので、なぜこんな所で事故を
 起こしたのか、と思う。

事故を起こした当時の口癖は「絶対天下獲ってやる」だった。
→俺が絶対に勝ってやる、という気持ち。
 →事故をきっかけに考え方が全く変わった。

きっかけは担任の先生の「あなたは私の夢だから」という言葉。
→人間は「夢」と言われることはあまり無い。
 →衝撃を受けた。
  →母親がいなかったため、先生に母を感じ、心の底から
   「生きたい」と思った。

入院中に教師になろうと思った。
→自分がどんなに望んでも先生の子供ではない。
 それならこの人が歩んできた教育の道の続きを歩いて行こう、と
 思った。
 →ひどい世の中だから、傷付いたり涙する奴がいっぱいいる、
  だったらその連中に寄り添いながら生きていこう、と思った。

学生時代は自己主張だけの愚かな存在だった。
→何か失敗すると、いつも人のせいにしていた。

事故で生まれ変わりをさせられた、と江原さん。
→それまでの人生に終止符を打ち、それからの人生が全く変わって
 いる。

元は輝く宝石の原石なので、人のせいにするというのは嘘。
→自分で自分を許せなかった。
 →交通事故で自分を認めない心が消えた。

自分をずっと責め続けていた、と義家さん。
→両親は生まれてすぐに離婚したので、自分は望まれないで生まれて
 きた存在、と思っていた。
 →自分を責め続けることで、自分の存在を確かめていた。
  →自分の弱さを見るのが怖かった、と美輪さん。

これだけ人生の無駄が無い人は珍しい、と江原さん。
→全てが課題通りに生きていて、魂の優等生。
 →天から愛されている人。
  →天から愛されている人の人生は波乱万丈。


○熱血先生

教育で子供と向き合うことは、99パーセント思うように行かないが
そこから逃げないことが教育。
→そうすると、とてつもない感動が手に入り、教師を辞められなく
 なる。

先生が大変なのに続けられたのは、そこに自分がいるから、と
江原さん。
→生徒一人ひとりと一体だから、放っておけない。

震えている子に大人は光を当てようとするが、震えを止めるのは
熱しかない。
→将来の希望(光)を与えても、生徒は落ち着かない。

蛇の道はヘビ、と美輪さん。
→説教したり話しているうちに、そこに昔の自分がいるから、手に
 取るように気持ちが分かる。
 →実際に通ってきた道だから言葉を選べる。

今の時代に最も必要、と江原さん。
→今の世の中は、みんな他人事だから放っておく。
 →相手を自分と捉えることができなくなっている。

思いやりを持つこと。
→思いやりは想像力。
 →想像力を養うには、詩、和歌、俳句など短い言葉で多くを
  想像して表現し、伝えるか。


○想像力

大学で教えているが個々と話していると「想像力は大丈夫かな」と
思うことがよくある、と義家さん。
→想像力が育っていないのに、情報シャワーが押し寄せてくる時代に
 なっている。
 →自分の心ができていないのに、とんでもない誇大妄想が情報と
  して、降りかかってしまう。
  →誇大妄想が日常に変わってしまう。
   →危険な時代だからこそ、リアルな痛みの教育が必要。

子供を転ばさない、と江原さん。
→何でもお膳立てしてしまう。
 →喉が渇く前に水を与えてしまう。
  →親はその方が楽だから。
   →言葉ばかり言うのも親の横着。


○いじめ

いじめの原因の一つは自分可愛さ、と義家さん。
→いじめられないためにいじめる側に回る。
 →その意識の中でいじめが広がっていく。
  →まずは、一人ひとりが認められること。

いじめは犯罪、と江原さん。
→「いじめ」という軽い言葉でごまかさない。

恥と誇りを教えるべき、と美輪さん。
→いじめる人間は、頭が悪い、心が悪い、と触れ回っているような
 もの。
 →誇りがあって立派な人間は、そんなことをしない。

子どもたちは、恥に異常に反応する、と義家さん。
→プライドが高いから本気になって反抗してくる。
 →反抗するのは、心に響いている証拠。
  →突破口の一つ。

不良を更正させるには、上からものを言ったり、いい人になっては
いけない。
→もっと悪じゃなきゃダメ。
 →自分より上手がいたのか、とびっくりする。


○政治家

本会議場に初めて行った時は、学級崩壊していると思った。
→野次があったり、携帯の着信音が鳴ったり、立ち上がる人もいた。

烏合の衆、と美輪さん。
→烏合の衆とは、規律も統一もなく寄り集まった人々の集団。
 →先進国のやることではない。
  →こんなに政治家が尊敬されない国はない、と義家さん。

選挙は命がけだった。
→街頭で顔につばをかけられたこともある。
 →カッとなるよりも、何が起こったのか分からなかった。
  →今までは先生と生徒だったが、他人にやられたことに
   びっくりした。

今はゆとり教育の指導要領の改定作業が大詰めを迎えている。
→問題なのは、霞ヶ関・永田町に子どもたちの声が聞こえないこと。
 →子どもたちの声を届けることは、自分にしかできない。

霞ヶ関・永田町には情報が届かない、と美輪さん。
→現代ではなく、江戸時代のままストップしている異次元。
 →天国しか知らない坊っちゃん代議士は、地獄を知らない。
  →地獄を知らない人に地獄にいる人を救うことはできない。
   →地獄を見なければ、天国は分からない。
    →義家さんのような人ばかりが代議士になれば、本当に
     世の中は良くなる。


○祖父母の愛

優しさの原点は祖父母の愛、と江原さん。
→無条件の愛。
 →ずっと心の中に愛情が生きていて、支えになっていた。
  →祖父母はその愛情をもっと思い出して欲しい、と思っている。

高校退学になった翌日に、祖父母から「お前が大学行くまで生きてる
から」と言われた。
→合格したら二人で仏壇の前で泣いていた。

やっぱり人間は愛、と美輪さん。
→誰にも愛されたことのない子もいる。
 →愛されると戸惑ってしまうので、救うのが大変。

今、大事なのは「うざい人」と江原さん。
→愛情がなければ関心を持たない。
 →どんなに「うざい」と言われても、そばに寄り添ってくれれば
  そこに愛情を感じる。

子供が生まれてから、子供に対する親の愛が分かった、と義家さん。
→子を持って知る親の恩。


○父親

愛し方が下手な家系、と江原さん。
→素直な表現ができない親子だった。
 →表現力が乏しかった。
  →父親の本音を聞いたことがないし、自分も本音で向き合った
   ことがない。
   →父親が倒れて初めて泣いて、こんなに憎んでいた人を実は
    愛していた、と思った。

父親は弱みを見せたくない人だった、と江原さん。
→義家さんに似ている。
 →父親のおかげで、同じ資質を持ちながらも全く違う人生を
  歩める。
  →あの時勘当されなかったら今はない、と義家さん。


○多くの難題

みんなのサポートがないとものすごく傷付く、と江原さん。
→これほど傷付きやすい人はいない。
 →子どもたちは頼ってくれるが彼らの荷物は重く、心を共有すると
  ズタズタになってしまう。
  →全く眠れなくなる時もある。

政治の世界に入ったのは傷付くためではなく、成し遂げるため、と
義家さん。
→教育のシステムを変えなければいけない。
 →法律を作るのは国会でしかできないため、大きな決断をした。

焦り過ぎないように、と江原さん。
→今は現実をリサーチする時。
 →情報収集が済んだら、戦略に挑む時。
  →とにかくあらゆる分野の勉強をしている。

とんでもないようなことがこれからいっぱいある、と美輪さん。
→その時に心がピュアだから傷付く。
 →傷付いた時はヤンキー時代の反抗心を思い出すと良い。
  →抵抗力がなくなると、相手は手強いのでやられてしまう。
   →今までの地獄より、一段階も二段階も上の地獄。
    →心しておくこと。

注意するべき時は必ず腰が痛くなる、と江原さん。
→孫悟空の頭の輪のようなもの。
 →本当にそう、と義家さん。
  →事故の後遺症ではなく、注意しなさいというメッセージ。


○観音様

メッセージをくれているのは観音様、と江原さん。
→祖父母が信仰していた。
 →家の仏壇には観音様があり、よく善光寺に連れて行かれた、と
  義家さん。

力を得られるのは人のために生きる人だけ、と江原さん。
→神仏のご加護を受けたい人は、受けられる資格になりなさい、と
 美輪さん。
 →ピュアな心になること。
| オーラの泉/2008 | 18:17 | オーラの泉 出演者 | スピリチュアルランキング |