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オーラの泉(2008/02/02放送)に、宮藤官九郎さんが出演。

○宮藤官九郎さんのプロフィール

宮藤官九郎(くどう かんくろう)
本名:宮藤俊一郎(くどう しゅんいちろう)
生年月日:1970年7月19日
出身地:宮城県栗原市
血液型:O型

大学在学中、劇団「大人計画」に参加。
2002年、バンド「グループ魂」でメジャーデビュー。
2002年、ドラマ「木更津キャッツアイ」の脚本を担当。
2003年、第41回ゴールデン・アロー賞特別賞を受賞。
2005年、ドラマ「タイガー&ドラゴン」の脚本を担当。
2005年、映画「真夜中の弥次さん喜多さん」で監督デビュー。
2005年、映画「クワイエットルームにようこそ」に出演。


○収録前インタビュー

20年後はどんな感じなのか、幸せでいるためにはどうしたら
いいのかを教えてもらえたら非常に助かる。


○スピリチュアル・チェック

・性格を一言で言うと
 →短気、せっかち

・毎日欠かさずにすること
 →家族と奥さんに「ありがとうございます」と心の中で言う

・好きな言葉
 →低姿勢

・人生の転機
 →大学を中退した時

・一番充実感を感じる瞬間
 →ドラマのシナリオを書き上げて、シーンナンバーをふる時


○江原さん、美輪さんとの関係

美輪さんとは初めまして。
→渋谷の小劇場「ジァン・ジァン」で歌っているのを見ていた。
 →「人生は過ぎ行く」という歌が大好き。

雑誌のインタビューでは「会いたい女性は美輪明宏」と答えた
こともある。
→話はしてみたいけど、怖いことは言われたくない。


○人生の転機

人生の転機は大学を中退した時。
→魅力的な仲間たちに惹かれ「大人計画」に参加。
 →演劇に目覚め、大学を中退した。
  →休学か退学かを迷っていたが、今の奥さん(八反田リコさん・
   振付師)に「辞めちゃいなよ」と言われた。

退学を親に報告するために手紙を書いて送った。
→父親は教師で厳しかったが、何も言わなかった。
 →しきたりや秩序には厳しかったが、大学中退については素直に
  受け入れてくれた。

当時はテレビやラジオの構成作家・放送作家を志望していた。
→大学では脚本コースを選んだが、ゼミの試験に落ちてしまった。
 →落ちたのは「先生の言うことを聞かないから」という理由。
  →読んだ人をびっくりさることしか考えていなかった。

書いた物を「面白い」と言われることがうれしかった。
→ラジオにはハガキを送っていた。
 →続けているうちに、知り合いの放送作家が紹介してくれて、
  バラエティ番組「笑う犬の冒険」などの構成作家を始めた。
  →その後、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」「木更津
   キャッツアイ」などの脚本も書くことに。

世界文学全集は部屋にあり、父親から読めと言われていたが、
滅多に読まなかった。
→映画もあまり見ず、テレビばかり見ていた。
 →映画を見るようになったは、東京に出てきてから。


○ドラマの発想

ドラマ「タイガー&ドラゴン」の発想は計算し尽くしたものと、
勘でやっているものが交錯している感じがする、と美輪さん。
→調子が良い時は勘も計算も上手く行くが、どんよりした気持ちの
 時はどっちも上手く行かない、と宮藤さん。
 →部屋の環境や状況に左右される。
  →同じ場所では集中して仕事ができない。
   →自分の部屋では仕事ははかどらないので、喫茶店や
    マンガ喫茶へ行く。

ゼロから第一歩を踏み出す時は、完全に勘に頼っている。
→その発想自体が計算、と美輪さん。
 →意外性、どんでん返しの計算。
  →子供のようなところがあるため、妄想・空想と計算が
   結び付く。


○オーラの色

オーラの色は、強い青。
→青のオーラは、冷静。
 →常に冷静で繊細、神経質。

トイレにフッと入るところが見える、と江原さん。
→もよおしていないのに入っている。
 →入ります、と宮藤さん。

人と会っていると、どの空間にいても落ち着かない。
→トイレに入って自分だけの空間でため息をついている。

人と会うのは楽しいが、ものすごく疲れる。
→その連続の中で、時々頭の中がハレーションを起こしている。
 →時々「ウワー」と声を上げている。
  →よくやってます、と宮藤さん。


○「型」

魂のテーマは「型」と江原さん。
→型があるか無いか。

自分の行動も頭の中で脚本を書いている。
→現場の状況に合わせて毎日雰囲気を変えている。

自分で自分を「型」に入れているが、「型」は大嫌い。
→ドラマでは「型」にはめるのが嫌。
 →時代劇にバイクを出したり、と意外性を出している。

父親の厳しさは全て「型」、と江原さん。
→それを言われ続けていたから、父親という存在があるだけで
 責められている気がしてしまう。

切り替えのきっかけは大学に入った時だった。
→自分のやりたいことを自分で決めて脱却した。
 →父親は芸術方面には反対だった。

大学中退は2回目の脱却だった。
→型をどんどん脱いでいった。
 →その分大変だがせいせいした、と宮藤さん。
  →悶々とした日々から抜けたからと思う。

奥さんの言葉が響いたのは、「型」が無いから。
→奥さんは「型」の無い人。


○前世

前世は、ヨーロッパの田舎で立派な家に住んでいた男性(貴族)。
→前世でも「型」が嫌いだった。
 →長男であり、家と一族を背負って行かなければいけないが、
  乗馬や剣をやるのも大嫌いだった。
  →貴族のしきたり。
   →自分はこの家に生まれてはいけなかったんだ、という
    悔やみもあった。

「ねばならぬ」が大嫌い、と美輪さん。
→やってはいけないことがあると、何でだろうと思う、と宮藤さん。
 →理由を説明されても納得がいかない。

人生のテーマに「型」があったから、表現の仕事で花が咲いている、
と江原さん。
→無駄にはなっていない。


○20年後

最新作のドラマ「未来講師めぐる」では、人の20年後が見えてしまう
話を書いている。
→その話を書きながら、自分の20年後が気になるからこのドラマを
 書いたのかなと思う、と宮藤さん。

人の未来は決まっているかどうかが気になる、と江原さん。
→それも「型」。
 →定まっているなら、もがいても無駄なのか、ということが
  気になっている。

宿命と運命はちがう、と江原さん。
→宿命は素材、運命は料理。
 →人生の素材は決まっているが、料理は決まっていない。
  →だから生まれてくる意味があり、努力する意味がある。
   →流れに任せれば型どおりになるが、料理をすれば変える
    ことができる。

型を破っていけばいいのか、残しておけばいいのか、と宮藤さん。
→それは考えない方が良い、と美輪さん。
 →それを考えると型になってしまう。

これからの一番の先生は子供、と江原さん。
→型も無く自由だから。


○子供

2005年に長女が生まれたのは2度目の転機、と宮藤さん。
→家に帰るとニヤニヤしていて、子供は日々変化するから面白い。

緑色の植物の雰囲気になっていません?と美輪さん。
→一緒に散歩に行くのが嬉しい、と宮藤さん。

新しい世界が広がっている、と美輪さん。
→良い話や教訓は今までなかったので、書くのが新鮮だった、と
 宮藤さん。
 →気持ちが温かくなるセリフを書くと恥ずかしいが、良い話ですね
  と言われると嬉しい。

自分の可能性の広がりを知ると楽しい、と美輪さん。
→人間は年を重ねると自分も世の中も見えてくる。
 →自縄自縛が解けていくと、どれもが自分の一部になり、広がって
  行く。
| オーラの泉/2008 | 17:27 | オーラの泉 出演者 | スピリチュアルランキング |